オーウェン

そして、私たちは愛に帰るのオーウェンのレビュー・感想・評価

そして、私たちは愛に帰る(2007年製作の映画)
3.8
ドイツとトルコという違う土地で交わることもなかった人間たちが触れ合う。
そこには紛れもなく愛が存在し、またそこに至るまでには皮肉な人間模様が展開していく。

トルコにはドイツ系移民が多数おり、またトルコもEUに加盟するかの瀬戸際。
そんな政治情勢も頭に入れておくと、より物語は深みを増す。

追い求める愛の形も強烈だが、すべてを受け入れる愛の形を見せるスザンヌの選択は胸を打つ。
紆余曲折を得てなだけに非常に説得力がある行動だった。
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