浜辺に打ち上げられたボトルを拾ったテリーサ。
その中には手紙が入っていた。
新聞社に務める彼女はその手紙の内容に惹かれて
手紙の主ギャレットを探し出し 会いに行きます。
亡くなった奥様を一途に愛しているギャレットは
未だに彼女の痕跡を整理出来ずにいるまま。
けれども 彼の人柄にどんどん惹かれていくテリーサ。
2人は慎重に 距離を縮めていき
過去に制作を中止していた船を また作り始めるギャレット。
ようやく彼は前に歩き出します。
ギャレットの父親ドッジの主張しすぎない存在も良くて
親子の絆も描かれています。
出来上がった船の進水式にて
妻の名前「キャサリン号」と名付けたその船を見たテリーサの気持ちは 愕然としたと思う。
けれども 亡き妻に手紙をしたため
その後にギャレットが取った行動が 悲恋となってしまうのです。
テリーサが拾った キャサリンへの手紙から始まり
同じくキャサリンへの手紙で終わる。
亡き妻への愛情が痛いほど分かるもので
悪く言えば 囚われている。
真面目であればあるほど 生きづらさも生まれるのだろうな···とも思いました。
あぁ···無念。