mii

メッセージ・イン・ア・ボトルのmiiのレビュー・感想・評価

3.7
浜辺に打ち上げられたボトルを拾ったテリーサ。
その中には手紙が入っていた。
新聞社に務める彼女はその手紙の内容に惹かれて
手紙の主ギャレットを探し出し 会いに行きます。

亡くなった奥様を一途に愛しているギャレットは
未だに彼女の痕跡を整理出来ずにいるまま。
けれども 彼の人柄にどんどん惹かれていくテリーサ。
2人は慎重に 距離を縮めていき
過去に制作を中止していた船を また作り始めるギャレット。
ようやく彼は前に歩き出します。

ギャレットの父親ドッジの主張しすぎない存在も良くて
親子の絆も描かれています。

出来上がった船の進水式にて
妻の名前「キャサリン号」と名付けたその船を見たテリーサの気持ちは 愕然としたと思う。

けれども 亡き妻に手紙をしたため
その後にギャレットが取った行動が 悲恋となってしまうのです。

テリーサが拾った キャサリンへの手紙から始まり
同じくキャサリンへの手紙で終わる。

亡き妻への愛情が痛いほど分かるもので
悪く言えば 囚われている。
真面目であればあるほど 生きづらさも生まれるのだろうな···とも思いました。
あぁ···無念。
mii

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