れれれざうるす

ザ・ショートフィルム・オブ・デイヴィッド・リンチのれれれざうるすのレビュー・感想・評価

4.0
デヴィッド・リンチが学生時代に製作したのを含めた短編数作品を解説付きで。低評価が信じられないほど最高の最高の最高の作品達でした。他にも書いてる人いるけど「イレイザーヘッドが1番好き」って人は絶対好きなはず。解る解らないではなく、もはや好きか嫌いかの問題。何が面白いかって、解説が1mmも解説じゃないこと…!リンチが「美大でね〜妻と出会ってね〜それでね〜友達とね〜電話でね〜」と思い出話をベラベラ喋ったあとに奇妙な映像見せられるというね!解説しろよ!なので理解は出来ない!

「Six Men Getting Sick(1966)」
サイレンの音と共に6人の病気の人間がひたすら吐き、胃が赤く染まり…の繰り返しのストップモーションアニメ。色の混ざり方使い方がセンスあって気持ち悪いのに綺麗。好き!
「The Alphabet(1968)」
アルファベットを歌いながら不気味な女の子が血吐いたり全然よくわからないけど何度もリピートしたくなるほど魅了される。なにこの魅力ー!
「The Grandmother(1970)」
これ個別に作品登録されてるのね。30分あって1番長い。土から人がズルズル現れる。犬が吠えてるみたいな台詞しかない。子供がオネショ(?)したことに激怒して布団に水をやりスクスク育ち…?シュールリアリズムで悪夢を見ている様。子供が主役だしババァと少年の距離感にドキドキした。BGMも不安を煽るし「イレイザーヘッド」のように撮影に何を使用したかわからない凄い造形と芸術的な映像美とアニメーションの融合で飽きずに楽しめる。ただ意味はわからないから誰か解説してほしい…!
「The Amputee(1974)」
女の人がただひたすら手紙(?)を書きながら喋る。が、脚が切断されている。ドボドボ溢れるシーンだけが強烈に印象に残る。
「Premonitions Following an Evil Deed(1995)」
いろんな監督が映画100周年としてリュミエール兄弟のカメラを使用し、“55秒”という短い時間と“テイク3”という限られた中で撮影。これイマイチだったんだけど55秒の中に物語とたくさんのカットを詰め込んだこだわりの作品(多分)

まとめ:とりあえず全部好き