まるちゃん

サヨナラのまるちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

サヨナラ(1957年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

映像がまず美しい。
古き良き日本といった感じ。
外国人の監督が作って、こんなに美しい日本が出せるのか、、、と驚いた。
そして、マーロン・ブランド演じるロイドがかっこいい😍

日本にしろアメリカにしろ、当時は今より外国人の国際恋愛に対して寛容ではなく、結婚には多大な苦労があったことが伺える。
日本人女性と真剣に付き合ってる軍人は、上司から「なぜ目の釣りあがった日本人女性なんかと」と交際を反対される。(ひどい😂笑)
「日本人女性と付き合うな」という触れ書きまで出る。
そして、日本人も戦争中にアメリカ軍に家族を殺された恨みがあったりする。

アイリーンの両親が娘達の交際に口を挟みすぎてめんどくさそうだった😅

歌劇団のトップのハナオギが美人でおしとやかで色っぽくて品があり、本当に綺麗。これはアメリカ人もたまらないだろうなと思った。
ロイドが食いつきすぎて笑った(笑)
アイリーン忘れられてるやんけ、、、
カツミもおしとやかで、すごく仕草がきれい、、、惚れ惚れするよ😍
こんな日本人女性今時いるのかな?(笑)
ミヨシ梅木さんがアカデミー助演女優賞を獲るのも納得。
あとナカムラもイケメンでびっくりした。
アイリーンが悪役になるかと思いきや、ロイドに警告したりいい人だった。

「軍人としての今後を選ぶか、愛の道を選ぶかー」ロイドは選択を迫られるが、ハナオギと結婚を考える。
日本人と結婚した軍人は全員本国へ帰されてしまうがケリーは妻が妊娠しており、日本に残りたいとロイドも懇願するが許されない。
当時は、日本人はアメリカに連れていけなかった。

カツミは目を二重にしようとして、ケリーにそのままの君が好きなんだ、と叱られる。
カツミは目を大きくしたらアメリカ人みたいになれて、ケリーが喜ぶと考えたと言う。
ここのシーンが一番好きだなあ。
ケリーはそのままのカツミを愛してるんだよね😢💓
結局、ケリーとカツミは心中してしまってすごく悲しい、、、
しかもその後にアメリカ軍の日本人妻子もアメリカに来ることが許される法律ができたのが複雑だよ、、😢
もっと早くできて欲しかったな、


最終的にハナオギはロイドを選ぶのだけど、ラストシーンで記者から、「少佐、あなた達を否定する人をどう思いますか?」と尋ねられ、ロイドが「サヨナラ」と答えるのが本当にかっこ良かった!😍
まるちゃん

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