スズナリ

サヨナラのスズナリのネタバレレビュー・内容・結末

サヨナラ(1957年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

日本人、そしてアジア人として初のアカデミー賞受賞者であるミヨシ・ウメキが出演した作品。アメリカ空軍のエリートであるロイドと、松林歌劇団トップスタァであるハナオギとの恋物語。当時、日本人女性と恋愛をする米兵士は実際にいたという話を聞いたことがあるが、今と違って苦労も多かったことが垣間見える。大学の映画の授業で先生が、「昔の映画において、日本人と外国人同士の恋愛は決して結ばれることはない。例外は一、二個見ただけだ」と話していたが、まさにそれがこれだとは思わなかった。当時としたら画期的だったのかもしれない。
内容は時折「ん?」となることはあれど、日本人から見ても充分楽しめると思う。ナカムラは、今だったら「ホワイトウォッシュ」だと批判されるだろうなぁ。連獅子や寄り目など、かなり役作りしたのは好感だった。
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