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新・忍びの者のありがとうのレビュー・感想・評価

新・忍びの者(1963年製作の映画)
4.4
まさかまさかの大傑作。この完成度に感動。震え止まらん。勝因は時代設定にあるのかな。天下人になった後の秀吉が色々やらかす→淀君(秀頼)が調子こく→オワコン化した秀次と北政所→ここを上手く立ち回る家康…という登場人物たちが日本史一般知識としてネタバレしている上でのファンタジー要素、つまり架空の忍者・五右衛門登場。この史実+創作の按配がもはや神領域。が。ただそれだけだったらここまで絶賛しないけど。そこでこの大映クオリティが遺憾なく発揮。家康の着物に葵の御紋があるだけで妙に感激するのは何故だろう。東野英治郎の秀吉役とか若尾文子の淀君役とかイチイチ完璧すぎんだわ。この最高級贅沢和食御前、心して頂戴するべし<(_ _)>
ありがとう

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