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画家と庭師とカンパーニュのangelicaのレビュー・感想・評価

画家と庭師とカンパーニュ(2007年製作の映画)
4.1
休日の昼下がりにピッタリなのはこの作品だった。
ちょっと人生に疲れてる画家が田舎に帰ってきて、同級生の庭師と再会、おっちゃんの静かな田舎生活がはじまる。
ものの見方がちょっとずつ違う、それがお互いにさりげなく沁みてくる。
すごく良かった!!
画家ダニエルオートゥイユは芸術家のすてきな頑固さと、それが生活に向いたときのちょいうざ親父感がマル
庭師ジャンピエールダルッサンは愛嬌ある顔でズルいよね
「奥さん」のクールな佇まいとても好き!あんな人になろう←遅い

お話、パッと見は「パターソン」思い出す何も起こらなさ。...一見、よ!心情見てたらすごくドラマあるよね両作品とも!!
最近ネットで「波瀾万丈とか起こらない人生をおくる女性がテーマ」な本てあるのか?と話題になってたが、男性だけど一瞬だけ切り取ったら本作はそうなのかな、いやでも仕事や家庭にはそれぞれドラマがあるんだよな~
ということで人生単位で見ちゃうとそんな作品ていうかそんな人間は居ない、が答えだ。


阪本順治監督が「半世界」の着想を本作から得た、と話されていて。一昨年すぐにDVD購入していたのだけどやっと今見たの😅
監督は、稲垣吾郎は庭師の側だ、と言われていたけど私はすごく画家側に感じた。もちろんいろんなモチーフが混じっているけど。また見返したい。
素敵な作品を教えてくれた監督に感謝。
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