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画家と庭師とカンパーニュのRIOのレビュー・感想・評価

画家と庭師とカンパーニュ(2007年製作の映画)
3.9
美しい原石をこの世から
消していってしまう喧騒や華美

大切に物を作っているものが
模倣や手頃さで幅をきかせるものに
存在を奪われてしまう

自分自身の心のバランスが
うまくとれなくて
感情が溢れるに任せるキャンバスに
もともと素朴なジャルダンが
真に和ませてくれる

スクーターを追いかける犬
庭に置かれたラジオ

何もないジャルダンの家には
お金で買えない物があった

何かを手に入れたみたいに
安らぎを得ていくみたいな感覚

庭の黄色い花が輝いていて
光が淡く散りばっていて
超絶心を洗われる
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