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画家と庭師とカンパーニュのLeafのレビュー・感想・評価

画家と庭師とカンパーニュ(2007年製作の映画)
4.1
お盆休み最終日、なんとなく夏っぽいのと明日からの仕事を考えると気が重くなる今の自分の気持ちを少し落ち着かせてくれるような、なんとも心地よい時間が流れる映画でした。

色々な意味で都会(パリ)のゴタゴタが嫌になって画家が田舎に帰る。そこで出会った庭師は同級生で昔話にも花が咲き意気投合...

フランス映画に出てくるパリはもちろん良いんだけど、同監督の"クリクリのいた夏"、エリック・ロメール作品に出てくる田舎の風景も大好きです。

同じ生まれのはずだけど、育ちの違いにより大きく異なるそれぞれの経歴。かたや、なんでも揃っている環境でやりたいことをやっていて裕福なはずなのに、満足出来ない。かたや、そうせざるを得ず慎ましい生活を送っているが、周りには家族、たくさんの仲間がいる生活。
画家視点なので庭師側がよく見えるような構成だと思っていたけど、少し考えてみると決してそうと言い切れない感じが好み。

まぁ、環境的にはどっちもどっち的なところがあるのは多分そうなんだけど、人格的には圧倒的に庭師がよく出来てるので結局人次第なんだろうなと。まぁ、それでも話的にはそんな2人が出会ってちょっとずつ変わっていく感じが面白いんですけどね!

途中ちょっと退屈になったけど、田舎行ったらこういう退屈な時間あるわ!と気づいた途端にちょっと心地よく感じる不思議。

あと犬のシーン挟む意味がわかった時ちょっと嬉しかった。そんな表現方法初めて観た 笑
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