個人的に好きな映画『ピエロの赤い鼻』のジャン・ベッケル監督作品。
一廉の成功を納め故郷に戻ってきた画家が、実家の庭園管理の職人を募集。
その募集に応募してきたのは、地元に残り、質素ながらも堅実に生きてきた 小学生時代のいたずら仲間の同級生。
初老にさしかかる2人は、またすぐに意気投合。
再び固い友情に結ばれていくが、庭師の体調が余り芳しくない日が多くなってくる…。
犬とじゃれながらバイクで走る坂道。
少しずつ育っていく庭園の野菜達。
湖での鯉釣り…。
ゆったりと時間が流れる雰囲気の中、ハデな演出や大仰な事件等無く、淡々と日々の生活を描いた作品。
自分もそう遠くない将来の近しい年齢に差し掛かってきたので、尚更感慨深い。
終盤から観てるこっちは予想しだしてる展開なので、2人のやり取りにずっとうるうるしっぱなし…。
ラストから流れるモーツァルトの曲が静かに流れながらそのままエンドロードに繋がるのも余韻が残った。
これはまた10年後にでも再鑑賞したいな…☺️
(生きてたら)
40代以上の男性にお薦めの作品!👍️
イイ映画でした。