300本目!
レディの卵と呼ばれるロシアの工芸品をめぐるアクション映画
旧東ドイツとインドが主な舞台。
今は亡きソ連、東ドイツ、東ベルリンという響きやイメージが懐かしい感じ。40年前には東西冷戦やベルリンの壁があつたんだ、と。ソ連の指導者はブレジネフ風。
ロジャームーア卿も公開時は55歳で、さすがにシワは目立つがしつかりとアクションしている。今回は飛行機や列車の上で悪党どもと格闘するなど、見るたびに際限なく頑張る。
インドでの風景、カラフルな街並み、サーカスの場面などがとても新鮮。虎、象、蛇、美女軍団を使ってのバトル、サーベルを飲み込む男、針のベットに寝る男などが出てくる。でも、インド人から見るとトンデモ映画なのかも。「素晴らしい世界旅行」という番組が昔あつたことを思い出した。
アクションのほか、お約束のお色気、小道具も健在。セイコーの時計も登場。
007シリーズはスパイアクション娯楽映画を肴にした素晴らしい世界旅行でもある。大英帝国で世界各地にネットワークを張るイギリスだからこのようなシリーズものを継続して製作できたのだろう。