せーや

007/オクトパシーのせーやのレビュー・感想・評価

007/オクトパシー(1983年製作の映画)
3.6
ボンド、若者に からかわれる。

007を全部観ちゃおうのコーナー!
第13作目は「オクトパシー」!

東ベルリンでサーカスに潜入していた009は
ロシア皇帝献上品である「レディーの卵」を持ち出すが
サーカスのナイフ使いにより殺害されてしまう。

前作に比べるとかなりコメディとラブラブが強い作品。
しかしアクションは前作を踏襲し、見ごたえのある作品に。
中盤でちょっと弛みますが、かなりスッキリしていて好き。

まず初めて、007以外のエージェントが登場。
たぶんですよ。まだ見直してないからね。
でも登場してからずっとピエロという
なかなか情けない感じの出演になってしまいました。

そして今回は前作以上に英ソの緊張関係が際立っています。
これも当時の国際情勢からか。なんだかリアル。
(…そうでもないか。)
ソ連が世界の軍縮に賛同しようとしている中、
軍部のタカ派、オルロフ将軍が暴走していく。

一見、宝石密輸による小さな事件に見えがちですが
だんだんと規模が大きくなっていきます。
でも、結構アッサリと解決したので、さらにビックリ。
あんな簡単でいいのかしら。

ボンドがラブラブしている中、
Qは今までで一番頑張っている気がします。
Qファンにはとても嬉しい作品なのでは。
そうだよねぇ。Qだって、遊びたいよね。
段々と激しさを増すボンドへの毒舌が良い。

ちなみにボンドガールは少し年配(失礼)。
私はマグダの方が好みです。

アクションに関してですが
今回もしっかりと魅せるところは魅せてくれる。
でも、なんだかロジャーボンドになってから
飛行機系アクションが多い気が…。
スリルが出るから好きなんでしょうか。
まあ、そういう私も好きなんですけど。

前作ほどではありませんが
ロジャーボンド、やっぱりいいなぁと実感。
特に「私を愛したスパイ」以降、
コメディとアクションとシリアスのバランスが
上手い事とれてるんですよねぇ。

ロジャーボンドだけでなく、
Qのファンにもオススメな一品。
まだ新Mには慣れておりません。

ていうか、スパイがヒッチハイクってどうよ(笑)。
せーや

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