餃子夫人

ガチ☆ボーイの餃子夫人のレビュー・感想・評価

ガチ☆ボーイ(2007年製作の映画)
4.4
ジャケットから全く違った映画でした。
涙でタオルが濡れるほど泣きました。
重い感じでは無いと思います。

主人公「五十嵐」は、大学のプロレス研究会に魅入られ入部するも常にメモをし写真に収めるのです。
それは彼には誰にも言えない過去があったのでした。
それは、その日のプロレス研究会を見た帰り自転車事故を起こしてしまい記憶障害になってしまい、五十嵐くんのは昨日の記憶が明日になるとリセットしてしてしまうのです。(「博士の愛した数式」を思い出しました)
本作では記憶障がいと出ていますが、事故による「高次脳機能障害」という脳にダメージを受けた事により起こる症状ですね。(症状は軽度から重度まで様々)
私は以前からYouTubeで苦しんで生きていく人達を知っていました。
実は私も記憶障害の持ち主。
今までの過去の記憶や会話が飛んでいて忘れます。
五十嵐くんですが入部歓迎されたのは良いのですが…
五十嵐くんは常にメモと写真を撮る行動をとる事には意味があったのです。

記憶障害を若い五十嵐くんは一人で抱えて見えました。
しかしプロレス研究会で自分の生きた証を残したいという意思が五十嵐くんを奮い立せるのです。その笑顔が眩しい。
そんな中、ある事が…❗
彼の苦しみが痛いほどに伝わります。この病気は家族や周りの理解が難しいのです。
でもプロレス研究会の仲間が良いんです。
喜びとは、こんな事からも生まれるのです。父親からの期待に添えない苦しみ。

もう涙無しでは観られません!!


私は失声症も一年近く経験あり、紙に書いての相手とのやり取りをしてきました。
あの、もどかしさを乗り越えましたが現在も少し起きる時があります。
全て助けがいります。
近くにも同じ様な人がいると思います。
是非、理解して欲しいです。
ベタな内容かもしれません。
でも観て欲しい作品です。

#高次脳機能障害#私もカレンダーの付け方が同じ#メモとペンは必需品#赤いヘルプマークを付けている方に、お心遣いを。。
餃子夫人

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