飯

貝殻と僧侶の飯のレビュー・感想・評価

貝殻と僧侶(1927年製作の映画)
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潜在意識の欲望図像実験。

アルトーの脚本、ボルヘスの鏡迷宮。

Jump cut, dissolve, matte, distortion, stop-motion.

文学のロジックを避けて、ミュージシャンのように純粋な感情を表していく。
光とリズムで構築された形式。観客の感覚に直接に訴える。
夢境、あるいは人間の思想を具体化、客観化。
デュラックは無意識の機序を拡充し、虚構対象への幻想を幻想そのものに転換させた。

性意識の神秘というか、諧謔的な悦楽だな。

シュルレアリスムの恐ろしさ。
前衛を先取りした前衛。
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