淀川コーエン

赤い砂漠の淀川コーエンのレビュー・感想・評価

赤い砂漠(1964年製作の映画)
3.0
神経症を患う女性を工業の発展と環境破壊の危機と重ね合わせて描く。
アントニオーニ監督初のカラー作品。あえてペンキを塗ったという灰白の森に赤や黄、青の人工的な色彩、そして電子音。進化や発展のなかにある暴力性と適応できない主人公が苦しい。
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