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ある公爵夫人の生涯のMのネタバレレビュー・内容・結末

ある公爵夫人の生涯(2008年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

この手の悲劇ものは古今東西あるが、端的によくまとまっていて良い作品。息子を授かれたのも大きな要因だろうが、それなりに安泰よな〜と。衣食住がしっかりしている上での自由恋愛についての話なので、同時代の庶民等を考えると贅沢な悩みやなと思いつつ。ただ女性の人権が全て男性に寄与しており、出産をしない女に何の自由もない事を踏まえるとグロテスクなのは変わらん。この辺りの意識は未だに根底にある現在に生きているからこそ、煮詰めたみたいなこの作品を見ると中々嫌な気分になる。
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