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オールド・ドッグのごーのレビュー・感想・評価

オールド・ドッグ(2011年製作の映画)
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ヒューマントラストシネマ有楽町のペマツェテン特別追悼特集にて

中国の富裕層の間で人気が出て高額になったチベットのマスタフ犬を飼う親子。息子は犬を売ろうとするが父親は民族の誇りだとして手放さそうとしない。
売買や泥棒などに振り回されることに嫌気がさした父親は最後に苦渋の決断をする。

辺境に住む自分達のささやかな生活とは全く違う価値観の、遠く離れた場所でのブームに巻き込まれてしまう親子の悲哀。
都会と田舎の相入れない価値観という点で「春にして君を想う」と似ていると感じた。
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