白黒なことでカップと中に入ってるコーヒーの色やテーブルのチェッカー柄がコントラストで映えていました。
チェッカー柄のテーブルは言うまでもなく、それぞれの場面のインテリアが凝っていて目をこらして見ると発見があって面白かったです。
時々挟まれるテーブルを真上から映したショットも監督の芸術性を感じられました。
ダイナー、カフェ、よく分からないコンクリートの壁に囲まれたところや地下で様々な人物(現実世界の俳優さんもほぼ実名で出演)のコーヒーとシガレットと共に会話が繰り広げられます。
初めから最後まで全てのエピソードの会話が本当に面白くて、全然くだらない話の連続というわけでも一般の日常的な会話から逸脱しているわけでもありませんでした。皮肉が効いた会話もあって面白かったです！
映画を見ている側は会話に参加はできないのがちょっと悔しいなと思うほどでした。笑
テスラの話が伏線のようにちょこちょこ出てきたのは印象的でした。
ジャームッシュ監督の映画の常連さんと言えるような俳優がたくさん出ていました！
イギーポップ、スティーブブシェミ、ケイトブランシェット、ビルマーレイ、アルフレッドモリーナ(笑い方が本当にドクターオクトパス)などなど。
どのエピソードもそうなのですが、ここで誰かとコーヒーを飲んでいる設定が不思議で面白かったのですが、特にビルマーレイが一番謎でした笑
それといくつかのエピソードで、コーヒーを飲んでいた2人のうちの片方が出て行った後はそれで終わりじゃなくて、もう片方の様子も引き続き映し出されていたのもドキュメンタリー感があって良かったです。
P.S. ジム・ジャームッシュと誕生日2日違いで同じ星座なの知って嬉しい！！水瓶座！！
