コーヒーとタバコを題材にした11の短編からなるオムニバス映画。映像は全編モノクロで、コメディ寄りの映画ではあるけど、お洒落な雰囲気が漂っており、実際かなりハイセンスな内容。
基本たわいもない会話劇で、自然だけどどこか不自然な、絶妙にズレた空気感を楽しむ作品なのかなと思った。
自分はコーヒーもタバコも飲まないし吸わないので、あまり刺さらなかったんだけど、このジム・ジャームッシュ作品特有の空気感が好きな人は今作も間違いなく好きだと思う。
個人的に印象に残っている話は「カリフォルニアのどこかで」と「いとこ同士」。とくにケイト・ブランシェットが一人二役やってる短編は印象的だった。