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コーヒー&シガレッツのデイのレビュー・感想・評価

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)
3.8
リアルタイムで観て以来。
ほとんど覚えていませんでした💦。

ただ、
白黒の市松模様のテーブルと
コーヒーカップ。
灰が散らかって汚い灰皿。
その見た目のインパクトだけは記憶に残っていました。

キャストはジャームッシュ監督映画のお馴染みの役者さんたち。
ほぼほぼ本人役で出ています。

10分ちょっとの11エピソードが入ったオムニバス映画。

2人なのに、カップが3つ置いてあったり
日本で言うところの日本茶感覚?
結構ガブガブ飲んでいたり。

会話もたわいも無さそうで、
一捻りあって、
気まずくなったほうが店を出て行ったり。

まずは、ロベルトベリーニ。
「スティーブン」
って何度も言ってるのに
「スティーブ」
と名前を言ってしまい、イチイチ直されるけれど、何故か直さないで「スティーブ」を連呼(笑

そんなつもりで言ったんじゃないのに、
何故、そう捉えるんだ??

いちいち、会話を悪いほうに取るトムウェイツに対するイギーポップ。
「ここの店のジュークボックスにお前の曲置いて無いのな!」
とイギーが余計な一言を言うものだから
徐々にトムウェイツがキレて来て、ハラハラ。
気まずくなったイギーが店を出たあと、ジュークボックスの隅から隅まで、チェックして
「お前の曲も入ってねーじゃねーか!」
トムウェイツがイギーポップを殴りに掛かるのかと思ってドキドキしてたら、少しクスクスとしたオチ。

アメリカからワザワザ、フランスまで訪ねて来た親友(?)に対して
何かあったのか?
と聞いてみるも
「何かがなきゃいけないのかよ?!」
と答える友人。
「でも、ワザワザ フランスまで…」
と更に心配をするけれど、
「俺に何か不幸があったほうがお前は嬉しいのか?はん?」
そんなつもりじゃ…。

ブシェミ の『双子』は面白かったですね。
スパイクリー監督の妹さんと弟さんでしたか?!!
エルヴィスの素晴らしさを若い双子の姉弟に解くブシェミ だけれど、黒人にとってエルヴィスはファッ○ン野郎だった。

美しい女性ルネ。
彼女はこの作品しか出ておらず、残念ですね。

ケイトブランシェットの一人二役がお見事でした☆
売れっ子スターのケイトとやさぐれたイトコ。
イトコがイチイチ突っかかって来るから、タジタジなケイト。

ビルマーレイのエピソードはやっぱり笑えました。
カフェインは身体に悪い。
タバコなんてもっての他!!
な黒人ラッパー若者二人組(存知無くてごめんなさい。)
笑うツボは書かないとして、
コーヒーポットから、コーヒーをジカ飲みして、煙草を吸うたび咳き込むビルマーレイに対して、あれこれ言った後、
「マリフィナ吸いに行こうぜ!」
って…。

その他
スティーブコーガンのエピソードは
イギリス人らしくティー&シガレット。
かなり皮肉が利いていますね。
嫌な態度から手の平返ししても、もう遅いって事。

最後のエピソードは、ちょっとシンミリ。
労働者で苦労した老人が二人。
シャンパンより、このいつものコーヒーで乾杯しよう!!

いつものこのコーヒーが一番良い。と言いつつも、不味い…の言葉。

人生最後に口にした、いつも飲んでいる不味いコーヒー。

全エピソードの感想は書いてませんが
ジャームッシュ監督らしい捻りが利いていますね。

どこも繋がりが無いような一つ一つのエピソード。
最後だけ、少し繋がっていました。

ジャームッシュ監督はワザと不味そうなコーヒーの画を撮ったのかしら?

私はブラックコーヒーは飲めませんが、カフェオレ大好き☆
そして、再喫煙者です💦再です…再…。
15年ほどやめていたのに。

下戸でお酒を一滴も飲めないし、
お酒で迷惑掛けた事が無いから、許してー😅💦
(どちらかと言うと、迷惑掛けられっぱなし。)

東京五輪も終わった事だし
カフェオレ飲んで、煙草吸ってボーっとしていたい。
そんなお店を戻して欲しいものです。

新宿の喫煙所の酷さったら!!
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