タンシロ

戦場にかける橋のタンシロのレビュー・感想・評価

戦場にかける橋(1957年製作の映画)
3.8
60年以上も前の映画なのに、日本人士官と英国士官の対比がものすごくわかりやすくて人材マネジメントの観点からは教科書的作品とも言える。英国は本質的に、日本は上辺をなぞった部下への厳しさである。英国士官も橋づくりの仕上げに病人怪我人を使うなど厳しい面もあるが、あくまでも本人の納得と志願を前提としていて潔い。そしてロケ地がものすごい。壮大で荘厳なジャングルをこれでもかと見せられる。斉藤上官の「お茶」命じに以下何番手かが次々と下に「お茶」と命じるシーンは日本を茶化してるようで滑稽だった。当時はそういうふうに映ってたのだろうし、残念ながら現在もさして変わり無いのが現状。ようやく日本もパワハラというワードが出てきて、ようやく部下にあたる群衆のタガが外れてダレてきた頃である、次なるは絶対的なリーダーによる統括か。
タンシロ

タンシロ