猫山

ファイヤーウォールの猫山のネタバレレビュー・内容・結末

ファイヤーウォール(2006年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

IT系の話と思わせて案外アナログだった

銀行のシステムから金を振り込ませようとする強盗が家族を人質にしている→警報器鳴らして消化器で視界を塞ぐ!
強盗逃げた→車で突っ込み炎上!ファイヤーウォール(物理)!

と書くとどちらかと言うと主人公側がアナログ戦法なように感じる。
が、箇条書きマジックのようなものだ。
実際は主人公のアイデアやハードウェアの組み合わせ方は秀逸だったし、「それ伏線だったのか」感も良かった。
初めのラジコンのくだりがカメラの電波妨害に繋がったり、「首輪を外しちゃだめ」という何気ない繋ぎのような部分がGPSの件に繋がったり。
その情報が頭の片隅に残っていたおかげで、さも自分がいち早くそのことに気づけた気になれて気持ちよかった。
手のひらで踊らされているのだなと書いていて気づいた。

タイトルからしてメインがデジタルなのかと思っていたが、道具としてデジタルを用いているという感じがした。

緊迫感はあったし敵のリーダーが上手いこと息子を手玉にとっているのは怖くて良かった。
ハラハラしながら一気見してしまった。

正当防衛で誤魔化せないレベルな気もしたから主人公一家が今後どうなるのかは不明だが、ともあれ再会できて良かった。
猫山

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