ビートルズ全盛時代本人出演ドラマ。
ボヘミアンラプソディのようなバンドの歴史を振り返るものではなくメンバーのかわいい一面をとらえたファンムービーに近い。
所々にギャグが散りばめられ
嵐のバラエティ番組を観ているようだった。
物語の最後、女の子の黄色い声援が大きすぎて演奏が聞こえない伝説のライブ映像で幕は閉じる。
歌っている内容はLOVEソングばかりだった。
ビートルズが出てきた当初はもしかしたらアイドル的な存在として扱われていたのかもしれない。
女の子の憧れからロックのカリスマへ。
Queenしかり、大衆文化はグルーピー(女の子)の応援したい!という熱量が作るのかもしれない。
全編白黒にわたるビートルズを10数人の観客と眺め、共有する体験を通して、もしスマホもテレビもない時代だったらこうしてわざわざ劇場に来たのだろうなと思い感傷に浸った。