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トラブル IN ベガスの東京キネマのレビュー・感想・評価

トラブル IN ベガス(2004年製作の映画)
3.0
軽〜く、面白かったです。アメリカ人自身がアメリカン・ウェイ・オブ・ライフを笑う、という視点が成功要因ですかね。どうせならもっとブラックに振っても良かったような気もしますが・・・。

しかし、キム・ベイシンガーの安定感は素晴らしいですね。これ、普通の女優さんがやっていたら、ここまで見れるコメディ映画にならなかったでしょう。だって、ボーイ・ミーツ・ガールってだけですからね、お話としては。

それとね、思ったんですけど、やっぱりプレスリーはコンテンツとして最高ですね。音楽以上に、ラスベガスとか、ピンク・キャデラックとかイメージ・アイコンがきっちりしてますもん。最近、スターが生まれにくくなっている感じがするのは(とは言っても、実際は居るんですが、要は稼げるスターという意味で・・・)、こういったアイコン戦略と言いますか、イメージの連想ゲームといいますか、そういうのを真剣に開発してないからですよね。

つまり良い意味で投資をしなくなってるってことなんですよね。企画とか、キャラクター開発とか一番儲かるところですし、世界への伝搬力なんかも
昔とは比較にならないくらい強くなっている訳ですから、本来なら確実に日本の出番の筈なんですけどね・・・。でもダメなんですよね、これが・・・。
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