星

エルヴィス・プレスリーのそっくりさんを次々と不幸に至らしめてしまうヒロインが、エルヴィスのコスプレ衣装を持っている男性と恋に落ちてしまうラブコメディ

ピンクピンク
奇想天外なお話でした

いろんなモノマネ
ショーも楽しめる

過去と現在が交差

キム・ベイシンガーは良かったです

軽〜く、面白かったです。アメリカ人自身がアメリカン・ウェイ・オブ・ライフを笑う、という視点が成功要因ですかね。どうせならもっとブラックに振っても良かったような気もしますが･･･。

しかし、キム・ベイシンガーの安定感は素晴らしいですね。これ、普通の女優さんがやっていたら、ここまで見れるコメディ映画にならなかったでしょう。だって、ボーイ・ミーツ・ガールってだけですからね、お話としては。

それとね、思ったんですけど、やっぱりプレスリーはコンテンツとして最高ですね。音楽以上に、ラスベガスとか、ピンク・キャデラックとかイメージ・アイコンがきっちりしてますもん。最近、スターが生まれにくくなっている感じがするのは（とは言っても、実際は居るんですが、要は稼げるスターという意味で･･･）、こういったアイコン戦略と言いますか、イメージの連想ゲームといいますか、そういうのを真剣に開発してないからですよね。

つまり良い意味で投資をしなくなってるってことなんですよね。企画とか、キャラクター開発とか一番儲かるところですし、世界への伝搬力なんかも
昔とは比較にならないくらい強くなっている訳ですから、本来なら確実に日本の出番の筈なんですけどね･･･。でもダメなんですよね、これが･･･。

エルヴィス・プレスリーものまね男たちの連続死になぜか関わっちゃう女性のラブコメ。キム・ベイシンガー、ジョン・コーベット共演。
トム・ハンクスがポスト被った死体(mailbox Elvis)役で一瞬出ていた😂
「マイ・ビッグ・ファット・ウエディング」のジョエル・ズウィック監督。

幼い頃から何かとプレスリーに縁がある人生だったハーモニー、しかし出くわしたプレスリーものまね男たち次々に死んでいき、自分のせいでは？自分が殺人犯になる？と思うようになる。
死に方が「ファイナルデスティネーション」っぽい。
明らかに偶然なんだけど、これだけ続くと自分が何か悪い波を引き寄せてると思うんだろうね。

運命の人と出会うが、その彼もエルヴィスのものまね男だったら？

自分でもよくわからない現象に振り回されそれが本当の愛の障害として立ちはだかる。
なんか超能力を持つ人間が普通の人間に恋するも秘密を打ち明けられない…みたいな話と少し似てる。
偶然だ、たまたまだと割りきれれば楽なのに。
FBIも絡んで大ゴトになってる。そりゃ人死んでるしね。

「Elvis has left the building」って「ショーはもう終わったよ(もう終わったから諦めて)」という意味の慣用句。