おらんだ

憑神(つきがみ)のおらんだのレビュー・感想・評価

憑神(つきがみ)(2007年製作の映画)
3.3
憑いた 憑いたよ 憑神憑いた
福の神なら良いけれど (いゃさ!)
貧乏 疫病 死神様よ
出来りゃ離れて下さんせ

侍が酔った弾みで、河原にあった小さな祠にお祈りしてしまう。しかし、その祠に祀られていたのは、貧乏神、疫病神、死神だった。取り憑かれた侍は次々に災難に見舞われる。

妻夫木聡は良かった。「ジャッジ」でもそうだったけど、ダメだけど純粋でいい人の役が凄く似合う。ただ、周りの人間がどこかなんか違う。特に佐藤隆太と赤井英和。佐藤隆太はコミカル過ぎて浮いてるし、逆に赤井英和はいつも通りすぎ。ごきブラの時とあまり変わらない。

ストーリーの基本はコメディ。憑かれた侍がどうにかこうにかして災難を回避しようとする様が面白い。各神様との掛け合いや、周りの人たちとのやりとりなんかも。後半では急にシリアスになる。時間も急に飛んだりするので展開に憑いていけないかもしれない。

米米クラブのやたらダンサブルなエンディングテーマが印象に残った。往年のディスコナンバー「Give me up」の和風パロディー。サビの所を「御利益」に変えてマイナー調にしてある。面白いアレンジ。
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