パルパティーン

秒速5センチメートルのパルパティーンのレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
3.8
初めて見る15年前の映画をIMAXで見れたのは良かった。63分と短い映画だけど見てよかったと思っている。

3話のショートストーリーをつなげているけど、色々感じることや思うことがあった。

映像の技術は当時のままなので少し荒いところがあるがIMAXで綺麗にはなっているのかなと思う。

2話のロケットを打ち上げた際に飛行機雲を線として左と右で彩度が違うくて、意図してやってると信じたい。左の方が暗くて右は明るかった。
この話は主人公遠野の成長の話だけど、昔の恋を踏まえて乗り越えて前に進んだ彼女とずっと進みきれずに何をしているかわからなくなり迷う遠野の構図だった。もしかしたら自分も将来こんなことになるかもしれないと思うと怖い。しかし、遠野みたいな青春を過ごしているわけではないので、ついつい比較してしまう。

夢の草原のシーンのところの映像が綺麗すぎて感動した。そして、いろんなカットや絵を「君の名は」や「天気の子」で見たようなものがあった。当時のにしてはアニメーションのレベルが高かった。新海誠作品は奥が深いので楽しめたと思う。


2022年45本目