このレビューはネタバレを含みます
●2007年の作品。
●新海誠監督作品。3本の短編が『連作』になってる映画。
①桜花抄
⚫︎桜の花びらは秒速5センチで落下する。
⚫︎中学一年生で畑の側の納屋で一夜を明かすのは、さすがに親が心配しそう。
⚫︎誰かを思って手紙を書くのって…素敵や。
②コスモナウト
⚫︎出逢ったコトないタイプに興味を抱くの…分かる分かる。
⚫︎伝えたいんだけど『今の2人の距離感じゃ伝えられない』…分かる分かる。
⚫︎発射場まで時速5キロでロケットを運ぶ。
③秒速5センチメートル
⚫︎ほぼ『One more time,One more chance(山崎まさよし)』のMV。
●桜の花びらの落ちるスピード、電車のスピード、手紙・メールの届くスピード、気持ちの届くスピード、離れていくスピード……色々な『速度』がテーマになっている作品。
●完全に商業娯楽作品に舵を切った近作3本より、『身近で現実的』で『余韻を残す』作品。63分と短いし、しかも短編3本。サクッと観られて良い。
●DVDのボーナストラックの、監督のインタビューが興味深かった。