Melko

アイス・エイジ2のMelkoのレビュー・感想・評価

アイス・エイジ2(2006年製作の映画)
3.8
「過去にこだわっていたら、未来を逃してしまうよ」

間髪入れずに2作目!
と思ったら、これ途中まで見てたわ笑!
おもんないって感じてリタイアしたのかしら、過去の私……
なかなか面白かったよ!引き続き吹き替え鑑賞。

前作で仲間(家族)になった、マニー、シド、ディエゴ。他の動物たちと氷の大地で悠々自適に過ごしていたのも束の間、なんと、氷が溶けている…?…今度は温暖化!
氷が全て溶けたら洪水がやってくる。飲み込まれる前に脱出するべく避難を始める3匹。そんな中、周りの動物たちに「お前が最後のマンモス」と散々揶揄されてきたマニーは、メスのマンモス エリーに出会う。だが彼女は、自分のことをフクロネズミと思い込んでいて……というストーリー。

1に比べると、不安を煽る表現が増加した気が…ホラーなオマージュがたくさん。
じわじわと溶ける氷の下から、分かりやすく悪役の肉食魚2匹が、はぐれた陸上動物を付け狙う。

仲間として、家族として絆で結ばれた主役3匹。それぞれに今回同じぐらいスポットが当たっていて、
「種の保存」という義務感でのエリーへのアプローチが、徐々に純粋な好意へ。ただ皮肉屋なのでつい心にもないことを言ってしまい、エリーとの距離が縮まらない不器用なマニー。
子どもにもナメられてるいじられ(いじめられ)キャラなシドに訪れる自尊心昂る瞬間。
水溜りにさえ入れない、水が怖いディエゴ(ネコ科だもの)。氷が溶けまくるせいで周りが水だらけ。果たして彼は水を克服できるのか。

主演3人は慣れたコンビネーション。特に声優が本業でない太田光と竹中直人はすっかり板についてる。そんな3人に負けず劣らず、新キャラ エリー役の優香もなかなか良い仕事してる!これオリジナル音声はクイーンラティファか。雰囲気が全然違う!笑
日本語版は勝気なお嬢ちゃんて感じ。体感、マニーは30代中盤〜40代、エリーは20代。融通の効かない独身アラフォー男性に、ズケズケにもの言うキャピキャピギャルって感じのコンビだったけど、オリジナル音声で見るときっと落ち着いた大人のカップルなんだろうなぁ。
地味にエディ&クラッシュの2人も良い味出してた!

物語として起伏に富んではいるけど、3匹個々にスポットが当たるせいで冒険感は薄め。それでも要所要所は笑える造り。
特に不安定な石場での大ピンチで、お互いに非を認めず譲らないマニー&エリーに、ディエゴが「どっちでも良いから謝れ!」とキレるところは、人間のカップルでもたまに見る光景で笑った笑
その直後、まさかのエリーが折れて謝った場面で全員が「え!?」て反応するのも。笑 男はどうして……

あと今回スクラットのやられぶりがエゲツなくて、、さすがに切ない。。
ただ、どんぐりが欲しいだけなのに…
まさかの天界の門まで開けちゃって…
それでなくても、劇中で何回死んでることか笑

特典映像付いてるやつ借りればよかったな〜声優のインタビューみたかったなー

ファミリーが固まり、ここからどうなるのか…とりあえず3まで借りたからボチボチ見るか〜
Melko

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