世界各国でテロ活動を繰り広げるテロリスト、ジャッカルの異名を持つカルロス・サンチェス。彼とそっくりのアメリカ海軍将校アニバルはCIAのジャックからの誘いで、カルロス逮捕へ向けての替え玉作戦を敢行するサスペンス映画。
先日知り合いからDVDを貸してもらい初鑑賞のつもりでしたが、クライマックスでの攻防戦を見てて昔地上波で見たのを思い出しました。笑
もう20年以上前で当時はまだ小学生。今ほどサスペンスに興味が無かったので、見たのも忘却の彼方に飛んで行っていましたね。改めて鑑賞してみると、まずキャストがなかなか豪華。エイダン・クインにドナルド・サザーランド、ベン・キングズレー。実力派勢揃い。
特にエイダン・クインは本作では一人二役。極悪なテロリストのカルロスと、彼と瓜二つのアメリカ海軍将校のアニバル役。カルロスとしての暴力的で非道な姿と、アニバルとしての軍人ながら優しき家庭人の姿。アニバルが訓練や任務を経てカルロスに近づいていく様子も凄みがありましたし、重圧のかかる任務で心身ともに疲弊していく姿もリアルでした。
カルロスに近い人間と接するには限りなく本人と思わせないといけない。その時のヒリヒリした緊張感は秀逸ですし、派手な銃撃戦もあり、こういったサスペンスものとしては、結構な良作だと感じましたね。
