せいけ

間奏曲のせいけのレビュー・感想・評価

間奏曲(1957年製作の映画)
4.3
情念と倫理の間で揺れるメロドラマ
豪勢な音楽と神聖な美術など映画としてのルックも目を惹かれるものがあり、人物の心情を正確に映す照明使いも素晴らしい
アメリカを離れドイツにやってきたヘンリーの気品高くもどこか所在なさげな雰囲気が印象的
終盤怒涛のように続く気まずいシチュエーションの連続は古典的とはいえやっぱり面白い
タイトルの間奏曲も味わい深い