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ラスト サムライのochoのレビュー・感想・評価

ラスト サムライ(2003年製作の映画)
4.5
ところどころ違和感はあれども、海外映画にしてはかなり頑張って日本と武士道を表現しているように思えた。

強いていえば、最初に森の中で、勝元が出てくるシーン、どこやねん!って感じの植物ばかりでしたね、南洋すぎる。

街のシーンは、なんか、惜しいと感じ、
寺のシーンはなんとなく日本だなぁ、すごく古いお寺だなぁ、どこだろう、村のシーンは芝生生えてるし、これは全然違う…なんとなくニュージーランド感ある…と思っていたら当たっていました、
もはやニュージーランドでやるなら日本でやればいいのでは?とか、町のシーンも太秦とかで撮れば良いのに?と思いましたね〜

でも頑張ってます!

ストーリーは戦争において、銃という圧倒的に強いものを使って、抵抗しない人たちを残虐に殺してきたやり方に罪悪感と違和感を感じその悪夢に苦しめられてきた主人公が、捕虜になってる間に武士道と出会い、その気持ちを受け継いでいく話です。

あとは、とにかく小雪演じるタカが色っぽい。

トム演じるオールグレンは、自分がタカの旦那の仇であるにも関わらず、家に置かれ、面倒を見てもらっている事に罪悪感を感じつつも、悲哀と色気をまとったタカに惹かれていきます。

監督のフェチなのか、常にのぞき趣味的に扉が少し開いていてそこからタカの様子が見えるのです。これって引き戸だからなせる技ですよね。引き戸セクシー。
大きな戦いの前にタカが甲冑を着せるところはトムのムキムキ胸板と、小雪さんの着付けの手元がセクシーすぎました。
外国の殿方、これをみてジャパニーズ女子なんと奥ゆかしい!素敵だ!と思われたら、ごめんなさい。これは超弩級です。

しかし、武士道を理解して、武士は散れども、その精神は残るとしているのが素敵でした。
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