これは劇場公開版の短い尺(119分版)で観たかった。
TV映画のため、放送尺合わせで詰められなかったんだろう。
普通、尺調整というと何とか時間内に収めようと四苦八苦して短くするのが常だが、『ダークスター』ではディレクターズカットの方が短くなってしまうというカーペンターの場合、"短くできない"という制約を感じる仕上がりになってしまっている。
更に、制作環境故か出来るだけカット数を抑えて処理しようとしており、映画によってはそれが上手く作用する場合もあるが、ここではその事が更に鈍重さに拍車をかけている。
本来ならカーペンターって自分が喋ってるメッセージビデオですらカット割りして作ってしまうような人なのだから。