キットカットガール

バットマン ビギンズのキットカットガールのレビュー・感想・評価

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)
3.0
クリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズはとても評判が良い事で有名だったから、物凄く鑑賞前から期待していたけれど、正直なところ、私の嗜好ではなかった。きっと私の世間ズレが大きく起因しているけれど、初めにベン・アフレックのバットマンを観ていた為(彼のバットマンはとても酷評されているけれど)、中々クリスチャン・ベイルのバットマンを受け入れる事が出来なかった。世間ではその真逆なのに。ブルースの姿(特に顔は)ベンの方がイメージと合っていた。何というか、自然に富裕層の気品とチャラさが出ているというか。それに対して、ベイルはとてもマイルドな印象が強かった。とはいえ、やっぱりスーツ姿を見てしまうとベイルの偉大さを痛感する。ごっつい体格と筋肉、ヒーロー像を完全に具現していて、威厳も感じられた。これは本当にしっくりきた。笑

とはいえ、本作はバットマンの誕生、前日譚、エピソード0的な作品だけれど、凄くストーリーが機械的というか、淡々と展開されている印象を受けてあまりワクワク感やポジティブな印象は受けなかった。ただひたすら”出来事”を描いているような。キャストが豪華なのは驚いたけれど、うーんが本音。しかし、スケアクロウはインパクトがあり結構気に入っている。ジョーカーの登場は2作目の為、『ダークナイト』に期待。とにかく長かったな。