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自由の幻想のKUBOのレビュー・感想・評価

自由の幻想(1974年製作の映画)
3.0
なんだかよくわからない映画っていうのもあるけれど、ここまでわからない映画っていうのも初めて見た!

ただの観光地の絵ハガキを見て「卑猥だ!」と怒ってる夫婦。

突然、お尻の部分だけ切り抜かれたスラックスで登場し、神父の前で鞭打たれる紳士。

ディナーテーブルの周りのイスが全て便座で、トイレの個室の中で食事を取る世界。

裁判で死刑を宣告された直後、弁護団と握手をし、解放される被告。

どこを取っても意味わからないし、繋がりも脈絡もない。…と思って見ていたら、

この映画、監督のルイス・ブニュエルの見た「夢」に触発されて作った作品だと言う。確かに夢なら意味不明でも理解できる。だからと言っておもしろいわけじゃない。正直、何度も睡魔と戦いながらの鑑賞でした。

ただ、1974年にすでに無差別テロが出てきたり、未来を予見する感性は鋭い。

劇中では死刑判決が下されるが、この映画ができた7年後の1981年にはフランスで死刑が廃止される。

深読みすれば何か出てくるのかもしれないが、今日も正直な感想は…

意味わからねー!!! でした。

以上(^^)
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