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魔法遣いに大切なことのLEGIONのレビュー・感想・評価

魔法遣いに大切なこと(2008年製作の映画)
1.5
魔法使いの公務員になるために奮闘する若者の研修生の物語。全体的に物語の流れやつなぎ方が唐突で不自然に感じてしまう。所々の場面がなくても作品として仕上がる箇所が多くあり、ほとんどの出来事の理由を物語の中で提示しないので違和感しか覚えない。「魔法の世界の中だから不可解な出来事も説明つけられるだろう」と考えているのかわからないけどそもそもこの作品は魔法を魔法がない世界に自然に溶け込ませているので、起こす魔法が自然に感じるよう作られている。だから不可解な出来事には理由が必要だし思考の変化もしっかり描くべきだった。
登場人物それぞれ出来事を通し魔法と人間の関係を考えていくけど成長してるように見えない。映画ラストでは登場人物たちの魔法に対する思いを述べるけど、どの発言も魔法と接する上で基礎基本以下のこと。それを理解してないで魔法の研修を彼らが行っていたとしたら魔法の指導者たちは相当オツムが弱いことになる。ただこれを理解して研修を行っていたならこの作品の研修の大半が無駄なシーンとなってしまう。
彼らが魔法に対する考えを理解してようとしてなくても映画として納得のいかない結果となっている。
登場人物たちの会話が古臭く自己判断で物事を考える思考を相手に押し付ける姿はとても印象が悪い。
カメラワークも余計に回転させたり動かすけどその時の映像と何にもリンクされてないから作品に入り込みにくく感じた。
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