マツモトタクシー

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたちのマツモトタクシーのレビュー・感想・評価

4.0
ミゲル・コアン監督作品


アルゼンチンはブエノスアイレス🇦🇷
4、50年代に活躍したタンゴ奏者の巨匠達
昔話を交えながら再び感動の再会を果たし「CAFE DE LOS MAESTROS」というアルバムを録音🎙️

ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座に並ぶ世界三大劇場のひとつであるブエノスアイレスのコロン劇場

録音後そのコロン劇場で一夜の夢の共演を果たす
その模様を追い掛けたドキュメンタリー




4、50年代、日本だと藤山一郎、近江俊郎、笠置シズ子、越路吹雪、美空ひばりの幼少期などの頃、海の向こうのアルゼンチンではタンゴの最盛期だったようです🇦🇷

キューバ🇨🇺の「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の成功から自国ならタンゴだとこの企画を思い付いたのかも知れません😃

失礼ながら門外漢なので登場される巨匠達は存じ上げないけど当時の街の様子や雰囲気、自身の経歴、師匠の話、恋バナなどとても興味深い😁
歳を重ねても男女共に粋ですね🎶

ある巨匠が「無音を弾きこなせる者がタンゴを制する」とのフレーズがあって
途中でブレイクを入れると締まるということのようですね😀♪

中にドラムの入っている曲が2曲あったけれどタンゴには余り必要ないですね🥁
以前に坂本龍一さんがインタビューで「欧米のメジャーな音楽はドラムに支配されていて面白くない」と答えていて今まで全くピンとこなかったけど今回はその意味が少し解った気がした🎹

ブルースと同じく後悔や悲恋など成功したなんて歌詞は出てこない
若い頃はネガティブだなぁなんて思っていたけどこの歳になると赴きがあり哀愁が沁みます☺️🎵

ある巨匠が「タンゴはブエノスアイレスという街にしか生まれないのさ」と一言
カッケー😁👍


コロン劇場の開演前「昨今は何かと欧米に引けをとるけれど、これだけは他の国に誇れます」というMCの言葉が全てを表していた作品☺️