シンタロー

オーメンのシンタローのレビュー・感想・評価

オーメン(1976年製作の映画)
3.8
あまりにも有名なホラー大作。「エクソシスト」同様宗教色強め。日本では42、49の数字が忌み嫌われますが、西洋だと13、666が代表的。その理由がこの作品でわかると思います。「あなたのためよ!」と絶叫して乳母が首吊るところから、怒涛の如く不吉なシーンが続きます。ダミアンが本当は自分の息子でないことを知らないキャシーにとってはサファリパークの出来事なんか、恐ろしかったんじゃないかな…以後ノイローゼになり、流産、骨折と散々な目に遭って、何も知らないまま殺される1番気の毒な人です。お約束のように妖しい風貌の人が登場します。ブレナン神父、ジェニングス、ベイロック…皆顔だけで十分不気味。ブレナン神父の串刺し、ジェニングスの首チョンはあまりにも有名なショックシーン。子供のダミアンが直接手をくだせない分、大奮闘するのが乳母のベイロック。「そなたを守りに来た」って登場からもう普通じゃないもの。ロバートと取っ組み合いの時の顔最高。主役のロバートには名優グレゴリー・ペック。最後のシーンなんか、演じるの難しかったはず…憔悴しきった表情で大熱演の後、ダミアンの笑みが強烈。
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