フジタジュンコ

オーメンのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

オーメン(1976年製作の映画)
4.0
新作「オーメン:ザ・ファースト」に備えて、過去のシリーズを制覇しようという「エクソシスト」と同じパターンです。
全シリーズを見終わってからこのレビューを書いてまして、「エクソシスト」の続編もちょいちょいdisったけど、「オーメン」シリーズに比べればよくできてたな…という面持ちでいます……

さて、初代「オーメン」は名作と呼ばれるにふさわしい作品。「悪魔の子」ダミアンはそう語られるだけで、なにもしてないのに周りが狂っていくような展開で、オカルト的描写がないのに非常に怖い(これは「ローズマリーの赤ちゃん」を彷彿とさせます)。そしてジェリー・ゴールドスミスによる劇伴が凄まじく良いです。メインテーマ”Ave Satani”はもう聞くだけでめちゃくちゃ怖い。

ダミアンを迎え入れる夫婦がセレブなのでクラッシックカーもたくさん登場するし、登場人物のお洋服や室内の調度品が美しいのも楽しめました。メイド服もとっても可愛いかった。

ちなみに私もダミアンと誕生日が近いので、6/6になったら私のことも思い出してください。