YutaTakaue

オーメンのYutaTakaueのレビュー・感想・評価

オーメン(1976年製作の映画)
4.5
オーメン:ザ・ファースト鑑賞前に初代作品鑑賞して予習。
現在28歳だが、実は20年以上前の私が4,5歳の頃に父親がVHSに録画していた物を観た記憶があったが完全に忘れていた。観ていないも同然か…これ程のにわかでホラー映画を作ってるなんてホント恥さらしも良いとこだ。

その頃は外交官であるグレゴリー・ペック演じるインテリが振り回されるくらいの印象と何と言っても神父の串刺しとジャーナリストの首チョンパが強烈に記憶に残っていた。
だが、改めて観てみると今見ても色褪せない驚きの完成度を誇っていた。これが76年製作というから驚きである。「我が子こそが悪の根源」的基礎展開、この年代で恐ろしいくらいテンポの良い編集技術(僕の大好きな「激突」くらい洗練されてると思った)、「ポルターガイスト」や「ザ・グリード」で大好きな今は亡き作曲家『ジェリー・ゴールドスミス』の卓越した劇伴構成。これだけで満足だが、この映画には後世に残るキラーカットがいくつもあった。
ダミアン演じる子役の不敵な笑み、そして父親が『ファイナルデスティネーション』を観た時に発した「まるでオーメンみたい」と言わせる程の強烈な事故死シーン。
これらが重なって生まれた奇跡の映画なのだと初めて実感出来た。これで明日のザ・ファーストが100倍は楽しみになったな!!
YutaTakaue

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