ホラー界の金字塔作品。さすがの出来栄え。
グーニーズ、リーサル・ウェポンのヒットメーカー、リチャード・ドナー監督。実家と思っていた監督がかなりイカした作品を作ってくれていて嬉しい。
音楽も盛り上げてくれつつ目立ち過ぎない完成度の高さ。ジェリー・ゴールドスミスはこの作品でアカデミー賞受賞。
ローマの休日のグレゴリー・ペックが性格俳優として一歩踏み込んでおり、俳優、音楽、監督ともにそれまでのキャリアから突き抜けた感のある総合点の高い作品。
内容も素晴らしく、禍々しいストーリーは人間の無力さを絶望的に突きつけてくる。この後こうなったらヤダなぁ〜と思ったら期待に応えてくれる。
作品制作にまつわる不吉な多くの事件も、いかにも70年代っぽい胡散臭さもあり痺れる要素。
ビックリさせる安易なオドカシのシーンも無く、上品と言っても良い作品でオススメ。