このレビューはネタバレを含みます
悲しいけど、それ以上に凄い、もう一度みたいって気持ちになった。
役者かっこいいなあ。特に印象的だったのは、アル中の最悪なお父さんが家から逃げ出すシーンと、平さんを訪ねたお蝶がぽつぽつと一人で話し、最初は謝っていたのに急に表情が変わり、自分も辛かったと話し出すシーン…並べるときりがないほど、たくさん良いシーンがあった。
家から慌てて逃げ出す最低な父親なんて、見てると本当に悲しくなる。本当に凄い演技だと思う。
背景の絵とか、撮影の仕方とか、私にはわからない技術的な凄さがたくさんあるんだろうな。黒澤明監督の作品は初めて観たけど、もっとたくさん観たい。