電車大好き六ちゃんが「どですかでん」と電車を走らせるスラム街のような場所に生きる人々の姿を描いた作品。
今の日本に生きる自分の常識は一切通用しない、異常とも言える世界。色んな人が出てくるけれど、ま…
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部屋一面に貼られた電車の絵と、そこに差し込む光がステンドグラスのようにきらめいて美しかった。
おそらく自閉症であろう少年は毎日想像上の電車の運転手として出勤し、どですかでん、どですかでんと口ずさみな…
どですかでん。どですかでん。
『七人の侍』、『用心棒』、『椿三十郎』等で観られた三船敏郎演じるむさい浪人が不屈の闘志を剥き出しに自己の存在を誇示する映画とは打って変わって、市井の貧しいながらも心豊か…
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黒澤明監督の作品を観た後にこんな気持ちになるとは思えず、また鑑賞中も暗澹たる思いで逃げ出したかった
積み上がった瓦礫と土砂に囲まれ、廃材を寄せ集めた小屋のような家で暮らす人々
瓦礫は廃材や生活用品…
宮藤官九郎の同名ドラマの空気感が良く、かつての黒澤監督作品に興味が出ての観賞。
まるで舞台を見ているよう。
黒澤明監督の中では低評価とも言われているが、泥臭さと独特の色彩が、セリフの温かみを印象深く…