セント・クラウズにある孤児院で生まれ育ったホーマー(トビー・マグワイア)はラーチ医師(マイケル・ケイン)から特別な子だと見出され、医術を教わっていた。
ラーチ医師はホーマーの将来の為、父親の愛情表現を注ぎながらホーマーが後継者になってくれる事を望んでいた。
だがホーマーは違法であった堕胎に関して反対の心を持ち、自分は医者ではないと公言していた。
ある日、堕胎を求めてラーチ医師とホーマーのいる孤児院にキャンディ(シャーリーズ・セロン)とウォリー少佐が訪れる。
無事に手術は成功し、孤児院を去ろうとしていたキャンディとウォリー少佐にホーマーは思いたったかのようにケニス岬まで同行する事をお願いするのであった。
今いる孤児院での生活から別の世界を経験する事を望んだホーマーは孤児院を後にする。
そしてウォリー少佐の住むリンゴ園での仕事をさせてもらうようになるホーマーに新たな仕事、出会いに恋と色々な事を学ぶのであった・・・
【感想】
ホーマーが孤児院から出て、別の世界でラーチ医師の教訓である「人の役に立つ」の心を胸に新たな人生の経験をしていくといった物語は素敵であり良い話しだなと思っていたが、中盤以降からの物語は素敵な感じではなく嫌な感じの展開で個人的には胸糞悪く感じてしまった。
・ホーマーとキャンディの恋は普通に不倫だろ
・ラーチ医師はホーマーを後継者にと違法で嘘
の経歴は駄目だろ
・ローズと娘の出来事は最悪
だが後半のハウス・ルールの話しはなんか深くて心に響いた👍
住人じゃないヤツが作ったルールに従うのではなく、実際そこに住む俺達がルールを決めるんだ!というようなセリフは一見、ルールを守れない駄目な人のように聞こえたが、この世の中しょうもないルールを部外者が決めている事も大いにあり、ただバカ正直にルールに従うだけではなく自分でルールを決めるぐらいの強い意志を持つ事も大事なのでは?と深く考えさせられた🤔
ただ、この深いセリフを言った人物がローズ親父だったから、お前が言うとなんか釈然としないなと思った😅
そしてホーマーが色々な経験から自分に決心をしてラーチ医師の後継者を受け継ぐのは感動的であったと思うが、やっぱり嘘の経歴でやるのはルール違反でまずいんでないかい!とモヤモヤする。
まぁそんなモヤモヤもとても優しい音楽の良さが洗い流してくれる✨