スギノイチ

黒い絨氈のスギノイチのレビュー・感想・評価

黒い絨氈(1954年製作の映画)
3.0
95分しかないのに1時間近く経っても蟻の”あ”の字も無い。
童貞を拗らせたチャールトン・ヘストンとエリノア・パーカーのロマコメが延々と続く。

それでも、山を覆うような軍隊アリの群れを遠景で捉えた登場シーンはゾクっとしたし、無数の蟻が地面を覆う画は悪夢そのもの。
対するチャールトン・ヘストンの戦法は爆破や洪水とスケールが大きく、
映像も圧巻。
ただ、チャールトン・ヘストンの手際が良すぎて割と楽勝な感じで、むしろエリノア・パーカーの心を掴む方がよほど苦戦していた。
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