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8 1/2のrinのレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
3.9
半分ぐらいまでは、なるほどこの世界観か…好きなんだけど…と、ぼーっと見ていたが、後半、引き込まれました。
8 1/2 というタイトルは、フェリーニによる8作目、ただし処女作はアルベルトラットゥアーダ監督との共同作品で、それを半分として8 1/2本目作品となるという意味、なんですってね!
アントニオーニ監督の「太陽はひとりぼっち」と似た空気感で、調べると1年違いに発表されていて、こういう映像、脚本手法、少し流行りもあったのかな、とか勝手に思ったり。
不穏を感じさせる音楽の使い方など。
でも、結果、映画監督の苦悩と死後でしか表現出来ない究極の理想?…私の語彙力で表現出来ませんが、結果、いい映画でした。
「人生はお祭り騒ぎだ、一緒に過ごそう」
という言葉はやはり印象的でした。
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