フェデリコ・フェリーニが1963年に制作した作品。彼が制作した短編を0.5、長編を1とするとちょうど8.5になることからつけられたタイトルらしい。
この作品のミュージカルバージョンは「NINE」と四捨五入されているわけだが、これには別の意味があるらしい。ついでにリメイク版及び昨年、城田優主演で上演された舞台版も未鑑賞。
有名監督の苦悩と欲、そして夢を描いた巨匠だからこそ撮ることのできた名作。と言われているが、ゴダール映画のように僕には合わなかった。
好きなシーンはいくつもあった。最初のシーンとかグイドの女性との絡み、ラストシーンなど...
だがそれに至るまでの経緯とかグイドのあまりの優柔不断さに飽き飽きしてしまって集中力を保つことが難しかった。
正直、この手の作品はシェイクスピアと一緒であらかじめ物語の8割くらいを知っていた上で鑑賞した方が楽しめるのかもしれない。歴史的名作と言われてるだけあってストーリーはその後に影響を与える王道でもありますしね...
再鑑賞いつかしたいですね... ミュージカル版も観なければ。