私、NINEが大好きで、オリジナルが本作だと知った時から観たくて観たくてたまらなかったのです。
かなり期待して観始めました。
期待を通り越してなんかもう結構色んなものを通り越して、なんと言おうか…人生のバイブル？そんな感じに思える映画でした。しょうもないグイドも、騒がしい女たちも、しつこいおじさんたちも、みんな愛らしくて堪らない。フェリーニワールド全開なストーリー、映像、Nino Rotaの音楽も、なにもかもが完璧なバランスでこの映画ができてる。実験映像かな？みたいな不思議なカメラワークのシーンもあって、この監督が後の多くの監督に影響を与えたのはとても納得。
リアルの世界と妄想ワールドがまぜこぜの本作は、まさに映画にしかできないこと。これだから映画が好きなんだーと叫びたくなる。
ほんとに好きだった。
しばらく繰り返し観ると思う。
タイトルの8 1/2ですが、
フェリーニの9番目の作品だけど1作目は共同作だったから-1/2ということで、帯分数の8 1/2になったんだそう。このタイトルの付け方、めちゃくちゃイケてませんか？
好きがこぼれ落ちる…
