masa

8 1/2のmasaのレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
3.8
フェリーニの有名作品やっと観れた。
一言でいえば、いわれてるように「難解」なんだけど、監督の自伝的な作品でもあるので、フェリーニの脳の中を覗いてるという気持ちでみたら、意外と楽しくなってきた。
現実と妄想が入り乱れ、ワケわからないんだけど、次から次に夢を観てるようだ。
これはどういう意味だろと考えて観るよりただ映像を受け入れて感じて観るのが良い見方なんだろう。

映画監督グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は湯治場に療養にやってくる。
新作の撮影準備を進めてから5か月が過ぎ、クランクインが遅れているにもかかわらず、愛人や妻、知人たちの幻影に悩まされ映画の構想はまったくまとまらない。
療養中も亡き両親の姿や少年時代の思い出がよみがえり、彼は混乱してしまい……

今も数多くの映画作家に多大な影響を与え続けるイタリアの巨匠監督、フェデリコ・フェリーニの代表作。
創作に行き詰まった映画監督の苦悩を現実と幻想を交えて描き、アカデミー賞外国語映画賞をはじめ世界中で絶賛された。
主演はフェリーニ作品には欠かせない名優マルチェロ・マストロヤンニ。

主人公の妄想に出てくる、登場人物の数が、半端ではない。特にいろいろな女性が出てくる。フェリーニもそうとう女好きだったのだろうか。
masa

masa