Tai

8 1/2のTaiのレビュー・感想・評価

8 1/2(1963年製作の映画)
3.5
奇抜な演出が後世に残したものは大きい…?

午前十時の映画祭にて!

観てから2ヶ月近くも経ってますね!やばいな!はい、元気です!( ´∀`)

タイトルの『8 1/2』は「ハッカ ニブンノイチ」と読むんですね。
監督のフェデリコ・フェリーニによる単独作としては8作目、プラス・監督の処女作が共同監督だったことから「8と1/2」という意味だそうで。
じゃあ読みは「ハチ ト ニブンノイチ」じゃないの?ということなんですが、戦後の日本教育では1970年くらいまでは帯分数(整数と分数とでできている数)は数字の間を「か(箇)」と読んでいたそうです。
で、それ以降は「と」になったそうで。
本作は1965年に日本上映ということで、まだ「か」の頃だったので、この読みになっているのですね!(自分用メモ)

内容はイタリア映画脚本家が新作を書かなきゃいけなくて、宿泊先で悶々とアイディアを練るお話。
でも、その割には奥さんいるのに女性をたらしこんだり、余裕あるんだから無いんだからよくわからない感じ。
それでも、映画の製作はどんどん迫ってきて……

という、物語的には主人公に1ミリも共感できません系でしたね笑
特筆すべきは演出。とにかく奇抜でした。
現代の映画監督でも影響を受けたという作品のようですが、そのラインナップを見ると、どれも「なるほど、さっぱりわからん」と思ったものばかり。
これが源流か……と歴史的資料を観た気分です。そういった点では非常に興味深い作品でした。

好きな人はハマる作品であるのは間違いないですね!
かく言う私は、後半、だいぶ白目をむいてた気がします笑
男の妄想がすぎるのよ。時代とか国を超えているにしても妄想がすぎるのよ。

いや本当に、凄かったです。でも、面白い!とか、感動!とかとは別かな( ͡° ͜ʖ ͡°)
Tai

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